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古いWindows版のSafariは, バージョン5.1(2011年7月20日配布)でMathMLに対応していましたが, 現在はWindows版は配布せれておりません.
古いWindows版のSafariは, >(>)や<(<)のような長く使われてきたものを除いて, 実体参照が利用できません. そのため, 次のように対応する必要があります.なお, この方法はあくまで当時, 強引に表示させる手法であり, 現在では適切でないので推奨されません.
Safariは, ≧といった実体参照を利用できませんが, ≧といった文字参照を利用できます. このため, ≧を表示したい場合, 文字参照を利用してリスト1のように書くことで表示できます.
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"> <mi>a</mi> <mo>≧</mo> <mn>3</mn> </math>リスト1 ≧を文字参照で表示する
また, 文書型宣言(<!DOCTYPE 〜 >の中で, 文字参照を利用して, ≧を定義することで, リスト2のように書いて表示することもできます.
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.1 plus MathML 2.0//EN" "http://www.w3.org/TR/MathML2/dtd/xhtml-math11-f.dtd" [ <!ENTITY gE "≧"> ]> 〜 中略 〜 <math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML"> <mi>a</mi> <mo>≧</mo> <mn>3</mn> </math>リスト2 ≧を文字参照で表示する(文書型宣言)
この方法を用いる場合, <math>以下は, FireFoxで表示する場合のMathMLのコードといっしょになります. なお, 数学記号と実体参照と文字参照の関係は, XML Entity Definitions for Characters(W3C勧告)で見ることができます.
また, 古いOperaと異なり, ⁢と⁡についても文字参照を利用して表示できます(リスト3).なお, 文字参照はそれぞれ, ⁢は⁢, ⁡は⁡です.
<!DOCTYPE html PUBLIC
"-//W3C//DTD XHTML 1.1 plus MathML 2.0//EN"
"http://www.w3.org/TR/MathML2/dtd/xhtml-math11-f.dtd" [
<!ENTITY InvisibleTimes "⁢">
<!ENTITY ApplyFunction "⁡">
]>
〜 中略 〜
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML">
<mi>f</mi>
<mo>⁡</mo>
<mfenced>
<mrow>
<mi>x</mi>
</mrow>
</mfenced>
<mo>=</mo>
<mi>a</mi>
<mo>⁢</mo>
<mi>x</mi>
<mo>+</mo>
<mi>b</mi>
</math>
⁢と⁡を文字参照で表示する場合の表示例