simequのエラーメッセージは, 方程式の拡大係数行列を, 数学と異なり, 行を0行,1行,..., 列を0列,1列,...と0から数えます. 以下に主なエラーメッセージの例を示します.
例えば, 入力したCSV形式ファイルが存在しない場合,
equ2.csvは存在しません
とエラーメッセージ(入力したファイルの名前がequ2.csvのとき)が表示され, 終了します.
また, 入力するCSV形式ファイルを
4
1,2,3,4,30
3,-1,4,-w,5
4,3,2,1,20
1,5,-3,-1,-2
と, 1行3列目を間違えて, "-w"と入力してしまった場合,
1行3列目の成分は数値でありません
とエラーメッセージが表示され, 終了します. ただし, ファイルの一番始めの方程式の数が間違って数値でないものが入力されていた場合, 1と見なされます.
また, 入力するCSV形式ファイルを
4
1,2,3,4,30
3,-1,4,-4,5
4,3,2,1,20
と, 方程式の拡大係数行列を4列にわたって書くべきところを, 3行しか書かなかった場合,
行の数が足りません
とエラーメッセージが表示され, 終了します. また, 入力するCSV形式ファイルを
4
1,2,3,4,30
3,-1,4
4,3,2,1,20
1,5,-3,-1,-2
と, 2行目の方程式の拡大係数行列を5列にわたって書くべきところを, 3列しか書かなかった場合,
1行目の列の数が足りません
と, エラーメッセージが表示され, 終了します. ただし, 行の数や列の数が多い場合, 多く書かれた部分を無視して計算を行います. また, 入力されたファイルが空の場合には何もしません.